今日は午後から村内のビーチクリーン活動が行われました。というのも最近久米島や石垣島の浜に廃油ボールが漂着したのを受け、座間味村漁協が村内のビーチも調べた結果、同じく廃油ボールの漂着が発見されたためです。この廃油ボール(コールタール)は船舶から不法投棄された重油の塊で、大きさはウズラの卵くらいから野球のボールくらいまでさまざまで、海面を漂ううちに丸く固まった物なのです。ネイチャーランドの事務所は座間味ですが住居は阿佐なので僕の担当は知志展望台下の浜でした。
浜におりるとこのようにたくさんのゴミが打ち上げられています。発砲スチロール、ペットボトル、網、縄、スリッパなどが主な漂流物です。これらの石油製品は浜に打ち上げられた後分解されずにそのまま残るので、回収しない限りゴミは増え続けます。
阿佐地区の住民のみなさんでこのように回収していきました。廃油ボールは思っていたより少なかったので(いいことですが)プラスチック製品を中心に回収しました。
集まったゴミは40リットル袋で25袋でしたが、全部を回収することは、今日の限られた時間ではできませんでした。
終了後のビーチはこのようになりました。ここの浜はこれから海がめの産卵地として重要な場所になるので、今回のタイミングでのビーチクリーンは効率のよいものだったと思います。これから夏にかけて南風がつよくなるので、ゴミが大量にたまることはしばらくないでしょう。