スプラッシュのザトウクジラ調査も残り4日となりました。
3月の後半になって、クジラの数ががくんと減ってきました。今日の調査では親子エスコートの群れ3頭の1群のみ調査できました。親子エスコートの群れというのは、今年、産まれた仔クジラと母親に性成熟したオスクジラが付き添って泳いでいる群れの事です。このオスクジラは実はすきを狙って母クジラとの交尾を目的にくっついて泳いでいるのではないかと言われています。
昨日も慶良間海峡で親子エスコートの群れがいて、北から南に南下していったので、てっきり昨日の群れだと思って行ったのですが、尾びれの模様や背ビレの形も違っていて、3頭とも全く別のクジラでした。
写真のように、今シーズンの冬に生まれたばかりの仔クジラは泳ぎや潜水が慣れていないのでお母さんと寄り添って泳いでいて、時には水面近くでお母さんに下から押してもらうように泳ぐ姿が見られます。
おそらく同じ時期に生まれた赤ちゃんがいる僕にとっては微笑ましい姿で、「元気に座間味の海に戻ってきてねー」といつも思います。